X-48B, X-48C, NASA
平べったい。アメリカ空軍のステルス戦略爆撃機のB-2みたいな形状ではありませんか? これは、Blended Wing Bodyと呼ばれる形状なのだそうです。しかし、どこに乗客が乗るのか?というと、
このようにボディーが構造上5区画に区切られていて、それが2層あるということ。窓がないではないですか?これでは、閉所恐怖症になる乗客もいることでしょう。
さすがに、5区画で仕切ったらマズイと思ったのか、各区画を円筒状として仕切りをなくした設計がこれです。しかし、それでも窓が。どうも私が思うにボツとなりそうなアイデアですが、NASAもボーイングもまじめに開発しております。
このX-48計画は、ボーイング研究部門のファントムワークスと空軍研究所の共同デザインで、テスト機の翼幅は20フィート(6m)。ブレンデッド・ウィング・ボディの構造・空気力学・操作性の特徴を忠実に踏まえています。重量500ポンド(227kg)。JetCat P200ターボジェットエンジン3基搭載。最大時速136マイル(219km)、最大高度1万フィート(3km)、最長飛行時間40分。
民間の航空会社には人気がありません。当たり前でしょう。しかし、ブレンデッド・ウィング・ボディは既存の航空機より優れた点もあるとのこと。特に、多目的・長距離・高容量の輸送機として期待が持たれているそうです。形状がフラットでボディが翼の一部として機能するので、空気抵抗が減り、そのぶん飛行距離が伸び、燃料がセーブされ、騒音が減り、積載量が上がり、製造・メンテのコストが下がるのだそうで。
エイの胴体のような機体に乗客を詰め込んで、ロサンゼルスからロンドンとか、東京からブエノスアイレスまで直行便を飛ばして、閉所恐怖症にかかった乗客を錯乱させようというのでしょうか?
乗りたくないです、こんな飛行機。
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