天皇制と書いているからといって、イデオロギーの話しじゃありません。宗教とか政体とか建築物の位置なるものは、地球の気候に左右されるというお話です。
要約すると、
- 神道の起源は、天皇家が日本に来た弥生時代よりもずっと古い。
- 天皇家が神道に結びつけられるのは、天皇家よりも古くからある神道(山岳信仰、怨霊信仰)を簒奪・憑依したものであり、天皇家が神道を創設したわけではない。
- 現存する神社のほとんどは、天皇家とは縁もゆかりもないものである。
- 古代において神社を総覧した天皇家は、中世・近世においてその力を失ったわけであるが、それが慶応4年から再度その力を盛り返したのであり、中世、近世も含めて天皇家が神社を総覧したわけではなく、断絶している。国家神道という概念も慶応4年からはじまった新しい概念である。
など、まだ整理していませんが、ここら当たりをつらつらと述べてみたい。しかし、もちろん、私はいち技術者で、日本史の専門家でも宗教の専門家でもありませんので、間違いがありましたらご指摘下さい。