1/22/2013

Special Meals、機内特別食

仕事上、よく飛行機に乗ります。プライベートで乗ることはあまりない。ほとんど、一人旅です。同伴者はまずおりません。
チェックインの際に、注意することは、1)グループツアーの近辺の席は極力避ける、2)赤ん坊連れのカップルの席は極力避ける、3)出来る限り通路寄り、つまり、"Are there any aisle seats available?"で要望する、"aisle"の"s"は発音しません、「アイル」です、いまさら、外の景色を見たくもありません、4)美人の席と同伴、つまり、"Are there any beside of beautiful lady's seats available?"と無駄でも訊いてみる、5)少なくともデブの横は避けたい、食事の際、デブの彼/彼女を避けて右往左往したくない、"Are there any beside of slim person's seats available?"とか訊くが、カウンターの女性は「申し訳ありませんが、お客様の体重データはございませんので、分別できません」とか、ユーモアのある係はにこやかに答えてくれるます
ということで、1)、2)、3)は少なくともカウンタースタッフにも対応可能なので、尋ねてみるのだ。4)と5)はアイテがユーモアを解するか否かでついでに訊きます。
さて、チェックインカウンターで対応可能なのはそれくらいであって、食事なんざは、チェックインする遥か前に予約しておかないといけない。
昔、一般人の食事が運ばれる前に、特別に配られている人達がいるのに気づいた。なんじゃらほい?と思っていたが、ああ、菜食主義者とか宗教的食事の禁忌がある人達、子供用の特別食というものなんだなあ、と。私には関係ないものである、と思っていました。

れらを称して、『機内特別食(Special Meals)』と呼びます。
さあ、ところがですな、別に、機内特別食をリクエストしても、航空会社としては一向に構わん!ということなんである。その宗教の信者であるとか、菜食主義者であるとか、そういう人間でなくとも、機内特別食のベジタリアン食、宗教を注文しても一向に構わないということなんです。
「コーシャ・ミール(Kosher Meal)」=「ユダヤ教徒食」
いいんですか?注文しても?いいらしいですね?

日本航空特別機内食その2
日本航空特別機内食その3
ふ~む、
<33D・ユダヤ教徒食>あれ…これすごくない!?
特別機内食はノーマルな機内食に輪をかけてシンプル&ライトで、美味しいけれどやや味が薄め。ところが、そういう安易なまとめで終わらせない機内食があった。ユダヤ教徒用の、いわゆるコーシャーミールだ。他の特別機内食はおろか、ノーマルな機内食をもはるかに凌駕する質と量。一瞬、ビジネスクラス用の食事が間違って出されたのかと思ったが、しっかり「コーシャーミール」と書いてある。この席にあたった人は恐縮しながらみんなにおすそ分けしていたが、味も好評で「この食事だけちゃんとあっためてある」「フルーツも他のより美味しい」「チョコレートケーキが濃厚で絶品!」と大騒ぎだった。まさかの結末。
ふ~む、
「これ(コーシャーミールに関して)、書いちゃっていいのかなあ」無事に韓国入りしたぼくらは、ふと冷静になって考えてしまった。「やっぱり普通の機内食が無難だよなー」と〆るつもりが思わぬ結果になってしまい、正直困惑してしまう。だってそもそもコーシャーミールって、普通の調理方法と違うから何倍もコストかかっているはず。なのにこの差を知ったら、みんなコーシャーミールを頼んじゃうんじゃないか。
誰かに迷惑をかけてまでやることでもないので、この報告をお蔵入りしようかと悩み、帰国後にノースウエスト航空にメールで「迷惑でしたら公開しませんので、遠慮なく言ってください」と打診してみた。ところが、「問題ないですよ」との答えが来る。え、そうなの?さすが世界を飛び回ってる会社だ。懐の深さが尋常じゃない。ということで、「特別機内食くらべ」は、思いもよらぬ結果になった。ただ、ソウル行きのノースウエスト航空でそうだっただけで、他は違うかもしれない。ともあれ、飛行機の中でいろんな文化に触れることができたのは成果だったと思う。思いつきのわがままに対応してくれた、ノースウエスト航空の方々に、感謝いたします。
おっと!遠慮しないでいいわけですか?

日本航空、機内特別食

ユダヤ教徒食!ありますね?

全日空、機内特別食
あります、あります。
A La Carte Meals On KLM Economy Class
こりゃ、試してみないといけないかもなあ....(・o・)

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