3/01/2013

猫の言語と独身女

前回、「猫の言語と不確定性原理」というのを書きました。猫は、飼い主の様を見て、本来自分にはなかった声を出して相手に伝える会話能力を持つ、という話でした。猫の言語は、飼い主、人類がいてこそであって、極めて人為的なものである、という話です。
話は飛躍して、日本人の独身女性のお話。そういう女性がいます。一人暮らしです。一応、結婚したいと思っています。それで、その女性が犬猫などのペットを飼っているか、どうか、これが結婚への大きな岐路となる可能性があるという話をしましょう。
物理的に、一人暮らしの女性で、ペットが居ると居ないでは男性として大きな制約が生じます。
前回 猫の言語と不確定性原理
まず、給餌。Windowsじゃあるまいし、Sleep ModeとかHybernationとか出来ないのがペットです。やれやれ。定期的に給餌しないといけない。給餌時間が決まってます。むろん、女性としては、飲み会があったりして、ペットに余分に餌を与えるのですが、男性側の視点では、そんなもの倍与えればいいではないか?一晩、一日、食を抜かしても構わんではないか?という心理を持つでしょう。それが、キミ、男性諸君、違うんですよ。
ペットを持つ独身女性の心理では、相手は同居している人類も一緒なのです。そりゃあ、ガサツな女性もいる、猫可愛がりの女性もいる、しかし、やはり、最近の流行りとしては、ペットも健康管理しないといけない。一日の食事もなるべく細かく、5回以上に分けて少量ずつ与えないといけない、そうでないと肥満になります!私の大事なXXXちゃんの寿命が短くなります!ということなんですな。男性的な、倍量、三倍量、餌を与えておけばいい!というものではありません。
となると、ペットの給餌時間にはなるべく自宅に帰りたい、というのが女性心理です。それはたいがい10時か11時です。なぜならば、あまり早く最後の夕食を給餌すると、早朝、腹をすかしたペットが騒ぎます。10時か11時は、彼らペット(しばしば犬猫)が最低限、朝の6時まで騒がない、腹をすかさず眠るという時間なのです。
つまり、ペットを持つ独身女性の門限は、ペットへの最後の給餌時間の10時か11時には自宅/自室に戻りたい、ということなのです。多少、2時間位は妥協してもいいが、出来ればシンデレラのお時間、出来れば午前1時まで引っ張りたい、という男性側の心理とは矛盾いたします。
これで、物理的な制約で、ペットを持つ独身女性は婚姻のチャンスを逃す、門限という制約を自分で作る、という話です。やれやれ。
次に、コミュニケーション。
人間の男女のコミュニケーションとは何か?と申しますと、これは会話が主体です。まさか、麝香/発情ホルモンを女性が振りまくとか、ニホンザルの雌のように、発情する(交尾期のみ)際には、性器が赤く充血する、などという外的要因はありません。会話だけであります。それで、他の全哺乳類と違い、人類男性は、ほぼ会話のみで、相手の人類女性が発情しているのかどうか判断しないといけないわけです。
恐るべき高等技術のコミュニケーションでありましょう?会話だけで、「交尾してもよろしいのですね?」という判断を下さないといけません。なんともややこしい話です。
女性としても切歯扼腕でありましょう。(察して頂きたい!!!!)と内心はこう思っているでしょう。それが、会話だけで察しないといけません。むろん、男性の巧者は、そういう女性のボディーランゲージで察しますが、巧者じゃない通常男性は、会話というあやふやな蜘蛛の糸のようなものに頼って、「ああ、この女(ヒト)はどうしたいんだろうか?私をどうおもっているんであろうか?出来るんですか?今晩?どうなんですか?」などと、やはり切歯扼腕しているものなのです。
さて、そこにいくと、ペット。簡単です。人類男性と違い、手練手管は必要ありません。何して欲しい、と率直に、体と声で独身女性に言ってきます。
「可愛い!面倒くさくない!」
そうでしょう、そうでしょう。
彼ら彼女らペットに出来ないのは、ペットを持つ独身女性の性的満足と安心感だけです。その面以外は、彼女らにとって、ペットは人類男性よりも上の存在なのです。
更に申し上げると、前回の「猫の言語と不確定性原理」では、猫の人間への相互理解の歩み寄りを書きましたが、ペットを持つ、これは独身女性に限らず、あらゆる人類が、ペットと独自のコミュニケーション手段を通常使っている言語以外に持つ、つまり、ペットへの飼い主の歩み寄りも生じるということでしょう。
そこまで、セックス以外で強く結ばれた飼い主の女性とペット、その間に割り込むのが男性。
これは心理戦に近いものがあります。
さぁ、もうおわかりでしょう。
ペットを持つ独身女性(特に、一人暮らし)は、ペットを持たない独身女性(特に、一人暮らし)よりも、物理的にも心理的に、結婚できるチャンスが膨大に減少していることが。
それでも、寂しいものです。
ペット、欲しいでしょ?あなた?一人暮らしの独身女性のあなた?
それで、結婚が数倍、遠のいたとしても、ペット欲しいでしょ?
・・・さ、男性諸君、如何に、ペットを持つ一人暮らしの独身女性がややこしいものか、わかりましたか?
そういう女性、敬遠しましょうね?
・・・・(・o・)

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